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がん「患者必携」、5割超が「有料でもほしい」(医療介護CBニュース)

 がん患者にとって必要ながんに関する情報をまとめた「患者必携」。国立がんセンターがん対策情報センターが昨年6月から試作版をホームページ上で公開して意見募集を行い、このほどその結果を公表した。それによると、「あなたご自身がはじめてがんと診断されたとき、もしくは今後、診断されたとしたら、患者必携をほしいと思いますか」との質問に対して、「有料でもほしいと思う」が56.1%だった。

 国立がんセンターがん対策情報センターが作成した「患者必携」の試作版は、▽がんになったら手にとるガイド▽わたしの療養手帳▽地域の療養情報-の3部構成。
 意見募集は、同センターのホームページ上で昨年6月26日から12月11日まで実施し、61件の意見が寄せられた。回答者の背景(複数回答)は、「がん患者またはがん経験者」57.4%、「がん患者の家族」21.3%、「医療従事者・研究者」14.8%、「一般」13.1%などだった。

 意見募集の中で、「あなたご自身がはじめてがんと診断されたとき、もしくは今後、診断されたとしたら、患者必携をほしいと思いますか」との質問に対する有効回答は57件で、このうち「有料でもほしいと思う」が56.1%、「無料ならほしいと思う」が38.6%だった。
 また配布方法について、「誰からどのように受けとるのがよいと思いますか」に対する有効回答は55件。最も多かったのは「診断した担当医から」で38.2%。次いで「相談支援センターの相談員から」21.8%、「看護師など医師以外の医療職から」10.9%、「郵便・宅配便など自宅で」5.5%などだった。

 このほか自由記述欄には、「ただ、渡すだけでなく、医療者から使い方などについての説明が必要」「医療者についても、十分な説明が必要である」などの意見が寄せられた。
 こうした意見を踏まえ同センターでは、医療者向けの情報提供の充実や医療機関など関係機関との協議を進める方向で検討しているという。
 昨年12月2日に開催された厚生労働省のがん対策推進協議会では、同センターの担当者が「がんの診断が伝えられて間もない時期の患者に、担当医の指示により、担当医、看護師、相談員等医療機関スタッフから医療機関にて渡す」との方針案を示している。

 同センターでは、年度内に完成版を作成し、来年度後半からの配布を目指すとしている。


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